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Interview

ウェディングをサポートするプロが想う「結婚式」の現在地。

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茨城県を拠点に、特定の会場を持たない「ウェディングプロデュースショップeclat」。
「古き良きは残しつつ、その上でお客様のご要望を取り込んだ結婚式を挙げていきたい」と
語る山本会長。時代の流れの中で変わりゆくものと変わらないもの…。そうした中で、形式
に囚われず「自分達らしい結婚式」のプロデュースに拘り、たとえ前例がない場所でも自ら
交渉を行い、お客様の理想を実現し続けている。インタビューを通して山本会長の熱い想い
に触れた。

御社のHP、他の媒体記事を拝見させて頂いた上で、今日はお伺いしたい事がたくさんあります(笑)まずお伺いしたいのは、一組一組のオリジナルウェディングを成功させる為に、御社としては全体的にどのような流れ・動きをされているのでしょうか。

結婚式を挙げる為の打ち合わせの流れは基本的に他社と変わりません。違うところをあえて挙げるとすれば、打ち合わせを重ねるにつれ「打ち合わせは何回でもいいですよ」となるところでしょうか(笑)お客様の想いがあり、それを実現させたい弊社の想いがあり、一つのゴールにお互いが向かっていくうちに、打ち合わせの回数が関係なくなってきてしまいます(笑)

また、その中で式場への「交渉」が加わってくる事も弊社ならではだと思います。今まで結婚式を挙げた事がない場所や結婚式場として運営していない場所ですと、自ら足を運び交渉する事も少なくありませんから。

素敵なプランを一つ一つ成功させている裏で、当然、そこには成功させる為の苦悩や苦労もあるのではないでしょうか?

弊社スタッフは、現在私を入れて四名なのですが、弊社代表は元々アパレル業界におり、それからブライダル業界に転職した為、はじめは慣れない中で、何もわからず大変だったと思います。もう一人のスタッフは弊社に来てもう九年勤めてくれています。うちを辞めたら多分もうウェディングはやらないと言ってくれるくらいです。

一組一組のお客様の想いを形として実現していく中で、もちろん苦労はつきものですが、今いるスタッフにはとても感謝しています。私はどのような要望でも出来る限りお客様の夢を叶えたいと思うあまり、スタッフに「こうやりたい」と色々なイメージを言う事が多くあるのですが、それを具現化するルーティンを持っているのはスタッフのみんなです。だから、そのスタッフがいないとお客様の想いを実現する事はできません。

スタッフのみんなには本当に感謝しています。

御社にご相談に来られるお客様は、実際どのような想いを持って来られるのでしょうか?

いわゆる「一般的な結婚式場で結婚式を挙げたい」というお客様は少ないかもしれません。

普通とはちょっと違う形式で結婚式を挙げたいという方や、反対に「派手な結婚式は挙げたくない」という方など、形式的な結婚式ではなく、「自分らしい」結婚式を挙げたいという方々が多くご来店されていますね。その中で結果的にお話を進めて、ホテルや式場になる方もいます。

御社の様々なオリジナルウェディングの実例を拝見させて頂いた中で、そのプロデュースを全てスタッフさん四名で行っているという事に驚きました。

そのような素晴らしいスタッフの皆様とお客様と創り上げた結婚式が賞を受賞されたそうですね。

はい、GOOD WEDDING AWARD 2014 にて「おひさま結婚式」がグランプリを受賞しました。

このご夫婦は新規就農で茨城県大子町に移り住み、有機野菜の農家をはじめたタイミングでした。「ここで生きていこう!と決めた、この大子町にあるものを最大限活かして結婚式をしてみたい。両親や親族・友人にも大子町の良さを知ってもらい、少しでも地域のお役に立てれば・・・」という熱い想いがあり、たまたま弊社を知る機会がありお問い合わせ頂きました。

実は弊社ではフリースタイルな結婚式プロデュースのほか、茨城県を中心に結婚式での地域活性化や農業支援に取り組んでいます。そういった弊社の取り組みとご夫婦の想いとが互いに共通する部分があり、お二人の生活基盤である地域と農業を活かしたウェディングをお手伝いしたいと思いプロデュースさせて頂きました。

カシマサッカースタジアムでの結婚式は前例がなかったそうですが、どのように実現されたのですか?

このご夫婦はカシマサッカースタジアムでの結婚式第一号のお客様となりました!お二人にとってJ1 サッカーチーム「鹿島アントラーズ」の本拠地であるカシマサッカースタジアムは思い出の場所であり、「ここで結婚式ができたら・・・」という想いで試合前にふらっとお店に来てくれたのを今でも鮮明に覚えています。

前例がなかった為自らスタジアムへ出向き、茨城県庁の人を紹介してもらって会いに行き、交渉から行いました。「結婚式を挙げた人はいないけど、お客様の想いがあるなら」と承諾して頂き、無事結婚式と披露宴を行う事ができました。

様々なお客様が来店される中で、「これだけは必ずしている」という事はありますか?

ん~そうですね、結婚式をプロデュースしていく中で、お客様に可能な限り「結婚式を挙げる意味」を伝えている事でしょうか。

例えば、なぜ神社で結婚式を挙げるのか?今の時代、それがわからない為に勝手なイメージで「堅苦しい」「古臭い」と感じる方も多いのではないでしょうか。「古臭い」ではなく「古き良き」は残しつつ、その上でお客様のご要望を取り込んだ結婚式を挙げていきたいと思っております。その為には、私達もきちんと「古き良き」事もお客様に伝えていく事が大切だと思っています。

では、山本会長の考える「結婚式を挙げる意味」とは?

まず一つは、「決意表明」です。結婚式は規模の大小ではなく、自分達が夫婦として一緒に人生を歩んでいく為の「決意」をご両親やご親族、友人達に伝える大事な場所になると思っています。だからこそ、出会えて夫婦になる事を決めたお二人には結婚式をして頂きたいのです。

二つ目は、「非日常である」という事です。結婚式を挙げずに入籍した場合、日常のまま時が過ぎていきます。しかし、結婚式を挙げる場合は、その為の準備期間がありますよね。実はこの準備期間がとても大切で、結婚式の準備をしていると喧嘩する事もありますし、知らない事が出てくる事もあります。これがいい意味での「前向きな過去を振り返る期間」になり、いい意味での「非日常」に変わってくるんですよね。例えば、スライドショーの準備の為幼稚園や小学校に写真を自宅に探しに行った時、相手のご両親と会い幼少期の話を聞く。

過去を振り返るって「思い出したくないな」という事とか「学校の勉強が嫌いだったな」とか、楽しかった想い出以外にも色々あると思います。それも含めてポジティブな意味で過去を一緒に思い出して、一緒に同じ景色を見る事が出来る日が結婚式だと思っています。

山本会長の「結婚式」に対する熱い想いがひしひしと伝わってきます。では最後に、今後の夢・事業展開のイメージはありますか?

茨城国体やオリンピックも開催される中で、茨城県に来られたお客様に対して表面的なおもてなしだけではなく、どんな形であれ「茨城県に来て楽しかった」と思える空間を創り出していきたいです。例えばレセプション。人が集う事が好きなのでそのような場をこれからも創っていきたいと思っています。

茨城県にはワクワクするようなイベントを創るところがないなーと思っていて、イベントやレセプションパーティーってゼロからつくるという意味では弊社のウェディングプロデュースと通ずるところがあると思うので、茨城県の役に立てる事なら今後も是非色々な形でイベントやレセプションを創るお手伝いさせて頂きたいと思っていますね。

お支度が終わってリハーサルへ。